05 Jun 2017 Story Oceans & seas

国連海洋会議前に発表される北西太平洋地域海行動計画の誓約について

2017年6月5日、日本・富山/韓国・釜山 国連環境計画 北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)は、海洋に関する持続可能な開発目標の達成のための地域協力の強化について自主行動計画を国連海洋会議に提出します。 NOWPAPが取り扱う地域は、世界でも最も人口密度の高い地域の1つで、3億人を超える総人口の大多数がその沿岸地域に居住しています。急速な経済成長が人口の増加を促進し、さらには食料やエネルギーの需要が海洋・沿岸生態系に強い影響を与えています。NOWPAPの専門家が確認した主なものに、都市開発や観光開発、汚染、油や有害・有毒物質の流出事故の危険性、富栄養化、生物多様性の喪失、乱獲などによって引き起こされる生息地の崩壊や喪失があります。温暖化の悪影響は、この地域の社会・生態系の重大な悪化要因となっています。 NOWPAPの次の段階として、海洋・沿岸環境(SDFs 13-15、17)の状態の調査、地上および海からの汚染の防止・抑制(SDGs 12、14)、生態系ベースの取り組み(SDGs 11、13-15)による統合沿岸・河川流域管理の支援などで、海洋に関する持続可能な開発(SDGs)のための2030アジェンダの達成に重点的に取り組んでいきます。今後数年には、北西太平洋地域の生態学的特性目標や、より良い環境に向けた関連目標の設定、油・有害物質流出事故への効果的な準備及び対応策、海洋環境の統合的調査、有害藻類や富栄養化についての体系的な地域研究が行われます。 「北西太平洋における海洋・沿岸環境保護のための地域協力強化」は、2017年6月5日から9日にニューヨークの国連本部で開催される国連海洋会議において、NOWPAPの参加国の自主行動計画として提出されます。 NOWPAPの関連の活動については、日本政府が海洋会議で提出する「TEMM(中国、日本、韓国三国環境大臣会合)による海洋ゴミ管理」と、「NOWPAP CEARAC(特殊モニタリング・沿岸環境評価地域活動センター)による海洋環境保護」の2つの自主行動計画の中にも盛り込まれています。 また、これらは各国政府や国連機関、国際機関や市民社会、民間企業、研究機関などによる持続可能な開発目標(SDGs)の目標14:「海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する」の実施のための、その他の誓約と共に海洋会議の自主行動計画に登録されます。 北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)について 北西太平洋地域における海洋及び沿岸の環境保全・管理・開発のための行動計画(NOWPAP)は、北西太平洋地域海行動計画は、国連環境計画の18の地域海計画のうちの1つで、1994年に日本、中国、韓国、ロシアにより地域の政府間機構として採択されました。NOWPAPの主な活動は、北西太平洋地域の海洋・沿岸環境の保護および持続可能な管理です。NOWPAPの活動は、参加国にそれぞれ設置されている地域活動センター(RAC)により実施されています。 地域活動センター(RAC)は;特殊モニタリング・沿岸環境評価地域活動センター(CEARAC)、データ情報ネットワークに関する地域活動センター(DINRAC)、海洋環境緊急時準備・対応に関する地域活動センター(MERRAC)、汚染モニタリングに関する地域活動センター(POMRAC)の4つで、日本と韓国に設置された地域調整部が活動の指揮、推進を行っています。 NOWPAPの過去20年の功績の中には、2005年のNOWPAP地域油流出緊急時計画 (RCP) の採択と、2008年のNOWPAP海洋ゴミに関する活動という2つの地域行動計画の採択・実施や、NOWPAPのデータベース・地域情報管理システムの構築、海洋ゴミや富栄養化、有害藻類、統合沿岸管理、残留性有機汚染物質などの問題や海洋・沿岸環境の状態についての科学的・政策的地域報告書の出版、専門家や政策専門官の能力開発、北西太平洋地域という複雑な環境下での海洋・沿岸環境の意識の向上などがあります。 詳細については、下記までご連絡ください: NOWPAP地域調整部 (レヴ・ネレティン: lev.neretin@unep.org 又はニング・リウ: ning.liu@unep.org) NOWPAP Press Release SDG 14_ENG.pdfNOWPAP Press Release SDG 14_CH.pdfNOWPAP Press Release SDG 14_JP.pdfNOWPAP Press Release SDG 14_KR.pdfNOWPAP Press Release SDG 14_RU.pdf