NOWPAPの沿革

1974年 国連環境計画(UNEP)が地域海プログラムを立ち上げる。共有する海洋環境の保護のため、近隣諸国が包括的に、かつ具体的な活動をおこすことにより、世界の海洋と沿岸地域の環境問題への取り組みを開始

1989年 中国、日本、韓国、ロシアの要請により、国連環境計画(UNEP)は「地域海プログラムでまだ網羅されていない海洋のための新しい行動計画の準備」を承認

1991年 北西太平洋諸国の代表者による会合がロシアのウラジオストックで開催され、当地域での地域海プログラム実行のための行動計画について協議を行う

1994年 9月14日北西太平洋諸国の第1回政府間会合(IGM)が韓国、ソウルで開催され、「北西太平洋地域における海洋及び沿岸の環境保全・管理・開発のための行動計画(NOWPAP)」を採択

1998年 第3回NOWPAP 政府間会合(IGM)がロシア、ウラジオストックにて開催され、地域活動センターのネットワーク構築を承認

1999年 第4回政府間会合(IGM)が中国、北京で開催され、NOWPAP地域調整部(RCU)の設立を決定

1999年 特殊モニタリング・沿岸環境評価地域活動センター(CEARAC)が日本、富山に設立

1999年 汚染モニタリング地域活動センター(POMRAC)がロシア、ウラジオストックに設立

2000年 海洋環境緊急準備・対応地域活動センター(MERRAC)が韓国、テジョンに設立

2000年 第6回政府間会合(IGM)が日本、東京で開催され、地域調整部の事務所を日本、富山と韓国、釜山に設立することを決定

2001年 データ・情報ネットワーク地域活動センター(DINRAC)が中国、北京に設立

2004年 11月1日、2日に地域調整部(RCU)富山事務所、釜山事務所がそれぞれ開設

2004年 第9回政府間会合(IGM)が韓国、釜山にて開催され、NOWPAPに当地域での海洋ごみへの取り組みを要請

2004年 「北西太平洋地域の海洋環境における油流出への準備と対応に係る地域協力に関する覚書」を締結

2005年 第10回政府間会合(IGM)が日本、富山にて開催され、当地域での「海洋ごみ活動(MALITA)」を承認。また「NOWPAP地域油流出時緊急計画」の対象地域を拡大

2007年 第12回政府間会合(IGM)が中国、廈門にて開催され、「海洋ごみに関するNOWPAP地域活動計画(RAP MALI)」を承認

2008年 第13回政府間会合(IGM)が韓国、チェジュで開催され、「NOWPAP地域油流出緊急時計画」の採択を承認

2012年 NOWPAP中長期戦略(MTS)2012-2017を承認

2018年 NOWPAP中長期戦略(MTS)2018-2013を承認